こんにちは、やまえみです。
子どもが2歳を過ぎると、頭によぎるのは子どもの幼稚園や保育園をどうするかということ。
我が家の娘も3歳になる歳からプレ幼稚園、4歳になる歳に年少から幼稚園に入園させました。
最初は、幼稚園に入園するのか、それとも保育園に入れて自分が収入を得るのが良いのか、と悩みました。
が、結局、私が住んでいる地域は保育園激戦区で、仕事を探しながら保育園に入れるという選択は難しく、幼稚園という選択をしました。
ちなみに、私の住んでいる地域は、なぜか幼稚園が多い地域で、人気がある幼稚園でも全員入園出来るという恵まれた環境だったので、幼稚園選びには苦労はしませんでした。
ただ、そこで感じたのは
- 保育園で育った子どもと、幼稚園で育った子どもに差は出るの?
- 小学校に入学してから生活習慣や学力面で差が出るの?
という疑問でした。
今日はその2点について調べてみようと思います
保育園育ちのメリットとデメリット
保育園は、「児童福祉施設」という位置づけです。
つまり、親の労働や介護等の事情で、家庭での保育が十分に行えない場合に利用する、保育園という名の通り「子どもを保育する場所」なのですね。
これを念頭に置きながら、保育園に通うことのメリットとデメリットを考えて行きましょう。
保育園育ちのメリット
生活面での自立が早い
よく聞く話は、小さな頃から保育園に通っているお子さんはトイレに行けるようになるのが早い、ということ。
小さなうちから先生と練習をして、
「いつの間にかおむつが外れていた」
という羨ましいエピソードも良く聞きますね。
その他靴ひもやボタンの開け閉めなども必然的に自分でやる機会が増えるので、生活面での自立が早いと言います。
誰とでも仲良くできる
子どもの性格もあるのかもしれませんが、保育園に通っていた子たちは人懐っこいと思います。
いろんな子どもとふれあう時間が多いからでしょうか。
我が家の周りの保育園の子は、普段は全く顔を合わせることがないのですが、たまに会うと声をかけてくれる子が多いです。
保育園育ちのデメリット
生活習慣が夜型に近い
幼稚園ではお昼寝の時間はありませんが、保育園ではその時間が確保されています。
園によっては年長のある時期からお昼寝の時間をなくしていく所もあるようですが、お昼寝もしているし帰宅時間が幼稚園の子と比べると遅いので、どうしても就寝時間が遅くなってしまいがちです。
帰宅して、ご飯、お風呂など、どんなに早く済ませても、就寝時間が遅くにずれ込んでしまいます。
習い事をする時間が少ない
親がフルタイムで働いているお子さんも多いので、平日に習い事に通うことが難しいですね。
小学校に入れば近場の習い事に自力で行くことはできるようになってくるのですぐ解消されることですが、
幼稚園の子は平日習い事にいくつか通っている子が多いのも事実。
娘の通っていた幼稚園の子は、ピアノや水泳、英語などの学習教室に通っている子がとても多かったです。
幼稚園の頃から習っている子と、小学校から習い始めた子ではスタートラインが少し違うことに戸惑うお子さんはおられるかもしれませんね。
字の読み書きや簡単な計算などを知らずに入学することもある
これは小学校の先生をしていた友人から聞いたのですが、ひらがなを読めるけど、書けないという子が保育園卒のお子さんに数名は毎年いるとのことです。
でも授業ではあいうえおを書く練習から教えてもらえますし、何も知らない方が好奇心をかき立てて学力の伸びが良いのだそうです。
逆に先取り学習の進みすぎた子は、「これ知ってる、あれ知ってる」と飽きてしまうので一定の所で行き詰まってしまうということもあるのだそう。
幼稚園育ちのメリットとデメリット
幼稚園は、「教育施設」という位置づけです。
ですので幼稚園では園の方針に従ってカリキュラムを作成し、それにのっとって子どもを「教育」していきます。
幼稚園育ちのメリット
カリキュラムにのっとって1年を過ごしていくため、小学校生活の前段階の習慣がつきやすい
幼稚園では一日の行動がきっちりと決まっていることが多く、集団で足並みを揃えて行動することを早くから身につけることができます。
園に差はあれ、机で作業をしたり、班行動をとったり、集団行動が当たり前になり、慣れていきます。
年長になると絵本ではなく児童書を読み聞かせたりと少しずつステップアップしながら小学校に入学する準備を行っていきます。
降園後の時間を自由に使うことができる
幼稚園では大体14時で終わるので、その後の過ごし方は家庭によりさまざまです。
習い事に通うお子さんもいれば、お友達と遊ぶ子もいます。
ちなみに我が家は、幼稚園帰りに毎日のように公園に制服のまま行ってました。笑
行ける人だけ行く、というスタンスで年中ぐらいから行くようになりましたが、子供同士も親同士も仲良くなり、小学生になった今でも当たり前のように一緒に遊んでいます。
色々な情報交換も出来て、かなりメリットでした。
字の読み書きや芸術に触れる機会が多い
年長になると、自分で描いた作品には自分で記名をするようになったり、音楽会や造形展、生活発表会などかなり長い時間をかけて取り組んでいきます。
小学校でも学習発表会や音楽会、自分の事は自分でしなければならなくなるので、その練習としてもかなりのメリットになりました。
幼稚園のデメリット
毎日お弁当の幼稚園卒だと、給食に戸惑う
私が住んでいる都市では、公立幼稚園に通うお子さんは毎日お弁当です。
娘が通っていた幼稚園は私立なこともあり、週3回給食、週2回お弁当でした。
お母さんは好き嫌いに合わせて調理してくれますし、幼稚園側からも
「全部食べたという達成感が大切」
と言われるので、量の調整が出来ます。
でも給食ではそうはいきません。
最初はそこに戸惑うお子さんは割とおられるそうですよ。
主体性があまりない子もいる
教育熱心なママさんや過保護気味な親御さんも中にはおられ、子どもの行動は基本的に親が決めるという家庭や、そのようにしているつもりはなくても、結果的にそうなってしまっていることもありえますよね。
親子が揃う時間が長いと起こってしまいやすい問題ではないでしょうか。
子ども同士で解決できることでも、つい大人が間に入ってしまいがちになりますし、子どももそれに慣れていて、何かあったらすぐに大人に言うということも起きてきます。
親が必要以上に手を出し過ぎる傾向があると、子供も自分で解決するという方法を学べなくなります。
まとめ
「ある!」ように見えるだけ―――というのが私の思う答えです。
確かに
「その子を見ていれば、保育園だったか幼稚園だったかが分かるわよね」
とおっしゃるママに出会ったことはあります。
そのときの私は「このママすごいな!そんなことが分かっちゃうなんて!」と驚きましたが、よく考えてみれば当たり前ですよね。
保育園と幼稚園ではそもそもの目的が違うのですから。
例えば幼稚園で読み書きを習ってきた子と、保育園でそのような機会がなかった子のスタートラインは違うかもしれませんが、1年もしないうちに肩を並べると思います。
まだリボン結びがうまく出来ない子がいたとして、もしかすると、保育園に通っていた子達はもう簡単にこなしてしまうかもしれません。
でも、いつかは絶対できるようになりますよね。
入学したての頃は差があるように見えるかもしれませんが、進級する頃にはもうその差はほぼなくなっているのではないかと思います。
ちなみに、私は早期教育にはあまり興味がなかったので、積極的に文字の読み書きは教えませんでした。
それでも、小学校に入って一学期はびっちり文字の読み書きを教えてくれるので、問題ありませんでした。
大切なのは、それぞれの家庭の事情や方針に合わせて、無理のない選択をすること、ですね!
やまえみでした。