こんにちは、やまえみです。
小1の壁 って言葉、聞いた事はありますか?
ついこの間まで保育園児や幼稚園児だった、我が子が小学校一年生になった途端に持ちあがる様々な問題の事を「小1の壁」と表現するようです。
子供が小学校入学を機に、働き方を改めて考え直したり、変更しなければならない
問題が持ち上がる事を「小1の壁」と呼んでいます。
共働き家庭において、この「小1の壁」は頭を悩ませる問題として、容赦なく襲ってきます。
- 保育園や幼稚園であった延長保育が使えなくなる
- 地域によっては、人数が多すぎて学童保育に入れない
- 企業によっては、小学生になった途端、時短勤務制がなくなる
これに加えて、
- 入学後1~2週間は給食なしで昼前に帰ってくる
- 長期休み(夏休み、冬休み、春休み)
- 引き取り訓練
- インフルエンザ流行などで、突然の学級閉鎖
など、思いも寄らない突発的なアクシデントもあったりして、ますます厳しい現実に直面します。
仕事を辞めたり、雇用形態を変える、民間の学童保育に入れるという選択肢もありますが、経済的な事情で、どれもなかなか難しいのが現状です。
鍵っ子はいつから大丈夫?どうしてもせざるを得ない場合
「いつから」という括りは各家庭で決めた時期が正解という事になります。
小学校一年生で鍵っ子は厳しい…と感じるなら、
- 仕事を辞める
- 転職をする
- 雇用条件を見直す
といった対応が必要となってきます。
しかし、正直それは現実問題として、各家庭にはそれぞれの経済的事情もあるでしょうし、ご自身の仕事の兼ね合いにおいても、容易に決断できるものではありません。
それなので、小学校一年生で鍵っ子は早いか?という問題を考える間もなく、
小学校一年生でも鍵っ子にせざるを得ない
という結論になってしまいます。
現代の核家族化にともない、実家や義実家を頼れないといった事情の方も増えています。
共働き世帯が当たり前になってきたからと言って、社会的に保障があるわけでもありません。
「いつから」大丈夫か、という事を考えるのではなく、「どうしたら」安全に対策できるのか、という事を考える事にシフトしていきましょう。
一年生で鍵っ子にする時の4つの対応策!必ず安全対策を!
その1.子供のケアを忘れずに!
今までは、預かり保育で保育士の先生や幼稚園の先生と過ごしていた時間を
一人で過ごさなければならないのって、子供にとってみたら、ものすごく寂しくて不安になりますよね。
たった30分、たった1時間の留守番と思っても、数か月前までは保育園児や幼稚園児。
いきなり小学生になったからといって、大人になる訳ではありません。
子供をケアするという事が一番大切になってきます。
仕事から帰ってきたら、慌ただしく、ご飯!お風呂!寝かしつけ!と分刻みのスケジュールになるかと思います。
ほんの少しの隙間時間やご飯の時やお風呂の時など、子供の目を見て会話をしたり、スキンシップをする事によって、子供は母親からの愛情を感じて安心します。
ぜひ、毎日お子さんと他愛ない会話やスキンシップをしてあげてくださいね。
その2.ルーティーンとサプライズを用意する!
やはり、心配なのは留守中の子供の様子ですよね。
ちゃんと家に帰っているか
何か危険な事をしていないか
寂しがってないか
どれもこれも気になりますよね…。
そんな時、おすすめなのが毎日出来る事(ルーティーン)と、たまに出来る事(サプライズ)です!
ルーティーン
- 子供の下校時間に合わせて、子供に電話をする、もしくは電話をさせる
- おやつと一緒に今日やる事のメモ書きをしておく
- 毎日何があったのか知るためにも、子供と交換日記をしてみる
サプライズ
- 平日に休みを取って、子供を家で待っていてあげる
- 何か褒める事があった時、ご褒美としておやつを豪華にする
- 一緒に添い寝をして、学校の話や今日あった話を聞く
限られた時間でも、色々な工夫で子供とのコミュニケーションが取れると思いますので、ぜひやってみてくださいね!
その3.約束事を決める
まず、鍵っ子にする前に、これだけは絶対に守らなければならない、という約束事を子供と一緒に決めてください。
例えば…
- 〇時までには、必ず帰ってくる事
- 家に帰ってきたら、鍵を閉めて、インターフォンが鳴っても絶対に出ない事
- 家に帰ってきたら、必ず連絡する事(逆パターンでもいいです)
- 出掛ける時は、必ず「どこに、誰と、何時に帰ってくるか」を連絡する
- 家族が帰ってくるまでに、宿題と明日の用意は終わらせておく事
など、必ず守らなければならないルールを決めてください。
約束事は、大きな紙に書いて、壁に貼っておいたり、ちゃんと守れたかという
チェックシートなどを作ったりして管理してもいいですね。
友達と約束して門限を過ぎた―――など、小学生あるあるですが、
もし、子供が約束を破ってしまった場合は、頭ごなしに怒るのではなく、守らなかった場合にどういった事が起こるか、など、子供ときちんと向き合って話し合ってください。
その4.安全対策
子供が下校時や外遊びから帰る途中など、不審者に狙われた時の対策をしっかりと
子供に伝えておく事が大切です。
特に、昨今は不審者や防犯に関わる事件も多発しています。
知らない人に話し掛けられた
→普通の大人は顔見知りの子供ではない限り、話し掛けません。
もし、しつこく話掛けられた場合は、その場をすみやかに離れるように教えておきます。
家の電話やインターフォンには出ない
→家の電話は常に留守番電話にしておき、インターフォンは出ないように指導する。
馴染みのない公園や友達の家に誘われた
→親が把握していない場所や友達とは遊ばないようにする。
もしも、遊びたい場合は親がいる時にしか行けないという事を伝えておく。
家の鍵を開ける時
→周りに人がいない事を確認させ、開けて入ったらすぐに鍵を閉める事を徹底させる。
番外編 こんなトラブルも想定してください
どんなに約束やルールを決めたとしても、やはり小学一年生。
親が想定していないトラブルに巻き込まれる可能性も0ではありません。
勝手に友達を家に入れていた
これは、自分の子供と同じような状況の子供同士で起こりうるトラブルです。
やはり、家で一人で留守番をするよりは、友達と一緒に遊んで待っていた方が楽しいですしね。
子供も、最初はルールを守っていても、しばらくして慣れてくると留守番が退屈になります。
自分で招き入れる場合もありますし、押しの強い友達に入り込まれるという場合もあります。
最悪、子供のたまり場として利用されてしまう可能性もありますので、
必ず家に友達を入れてはいけないというルールを徹底させてください。
門限を守らなかった
私、やまえみの地域では夏は17時半、冬は16時半に「よい子チャイム」という
時間なので帰りましょうねー、という音楽が鳴ります。
大抵は小学校自体がこのチャイムが鳴ったら家に帰りましょう!と指導しているのですが、まれに、このチャイムが鳴っても帰らない子供がいます。
特に冬は日照時間が短く、16時半のチャイムが鳴る頃には、だいぶ暗くなっています。
不審者も心配ですし、帰り道の交通ルールも心配ですよね。
一年生だと、時計の見方がわからなかったり、遊びに夢中で時間を気にしなかったりします。
その場合は、アラームのある時計を持たせたりして、門限を設定して守らせるようにしてください。
学童の行き渋り
学童は合う子と合わない子がいます。
人数も多いですし、色々な学年が集まるので、一年生は特に慣れるまで時間が掛かります。
そういった事情で、学童の行き渋りが出てくる場合があります。
実際、私、やまえみの周りでは子供がどうしても学童を嫌がって、学期の途中に辞めている例があります。
そのお母さん達は、勤務形態を変えたり、鍵っ子にしたりしていました。
行き渋りはなくても、クラスで仲のいい友達が遊ぶ約束をしているのを見たりしてしまうと、自分も遊びに行きたい!となってしまい、学童に行かずに公園に行ってしまうという可能性もあります。
こういった、あまり想定していない方向からのトラブルが起こる場合もあるという事も頭の中に入れておいてください。
まとめ
小学一年生を鍵っ子にするのって、ものすごく悩ましいですよね。
でも、やはり今の時代、核家族世帯も増えていますし、昭和のように隣近所で子供は地域で見る、という環境ではなくなっています。
ファミリーサポートやシッターなど、お金を出せば解決する場合もありますが、
それじゃあ、何のために働いているか意味がわからないですよね…。
だいたい、国や自治体がフォローしてくれる年齢って小学生以下なんですよね。
小学生以下は割と手厚いのに、小学生になった途端、薄くなってしまうフォロー。
正直、小学一年生は手が掛かります。
下手すれば、幼稚園児よりも手が掛かります。笑
持ち物もそうですし、宿題や勉強のフォロー、友達関係など、これからどんどん
色々な問題が増えていきます。
まず、お子さん自身が安全で安心出来るようにケアをしたり、ご家庭でのルール決めが大切になってきます。
ぜひ、日頃からお子さんと向き合って、話し合ってみてくださいね。
やまえみでした。