こんにちは、やまえみです。
よく、小学校一年生は100点取って当たり前!という言葉を聞きますが、
本当にそうなのでしょうか??
0点をお子さんが取ってしまった時……。
最初に―――お子さんを責めないでください。
「どうして、こんな簡単な問題なのに0点なの!?」
「みんなは100点なのにどうして!?」
言いたくなる気持ちはわかります。
親にとってみたら、テストで0点を取ってくるってドラえもんに出てくる
のび太君ぐらいしか馴染みがないですもんね。笑
衝撃を受けると思いますが、0点=勉強が出来ないと決めつけるのは早いですよ。
テスト0点=勉強が出来ないではない
算数で見ていくと、基本的に算数は
計算問題
文章問題
この二つに分かれています。
計算問題は、繰り返し問題を解く事で力が付いていきます。
特に一年生の一学期は10までのたし算やひき算をみっちりと教えてくれます。
1~10までの計算は、暗記で覚えさせる感覚ですね。
10以上のたし算、ひき算になると、今は「サクランボ算」と呼ばれる計算方法になりますが、これもきちんと教えてくれるので、繰り返しの復習が実を結びます。
そして、一番問題なのが、文章問題です。
正直、一年生の一学期で算数の0点を取ってくるというのは、この文章題に引っかかっている場合が多いです。
算数の文章問題=国語の読解力
と言っても過言ではありません。
つまり、一年生の算数の文章問題は、国語の読解力をまだちゃんと学んでいない時に出されてしまうので、「文章が理解できない」=0点になってしまうのです。
私の娘の担任の先生も一学期の懇談会でこう言っていました。
「一年生の一学期の算数の文章問題は、国語の読解力が追い付いていないので出来ない子が多い」
そうなんです。
算数の文章問題を攻略するには、国語の読解力や音読が必須なんです!
それなので、もしお子さんが0点を取って来ても焦らないでください。
むしろ、今の時代、毎回1年生で100点の子の方が珍しいです。
国語に関しても、字に厳しい先生だと止めや跳ねで減点する先生もいますし、漢字はほぼ暗記です。
0点だからといってお子さんがすべてを理解していないという理由にはなりません。
0点=頭が悪い、ではなく、文章問題を理解していないから0点を取っただけなのです。
楽観視してもいいの?
これは一概には言えませんが、一つ言える事は
学校は親切ではない
という事です。
クラスの人数は20人~30人います。
それを担任の先生一人で教えています。
もし、誰か一人が授業がわからずにいても、一人の為に時間は割きません。
どんなに熱心な先生でも、一人で何十人も見るのは至難の業。
みんなが理解したと思って進めているのです。
もちろん、
「そんなこともあるよね!」
と大らかに構える事も大切だし必要だと思います。
ただ、それが一度ではなく何回も続くようなら、ここで見逃してしまうと後に響く可能性があります。
これから授業が進むにつれ、文章問題は多くなり、どんどん言葉や言い回しも増えていきます。
- 文章問題を絵に描いてみる
- 文章問題を話し言葉に置き換えてみる
- 文章問題を計算式に置き換えてみる
- 本を読んで、「どこが好き?」「これはどう思った?」など考える力を付ける
子供は自分で考える力、能力があります。
大人は子供にアドバイスをする事で子供のわからない事を理解します。
この先、どんどん勉強が難しくなっていきます。
出来ないまま進めてしまうと、子供は出来なくてもいいんだ、と学習してしまいます。
そして、自分は勉強が出来ないんだ―――と、諦めてしまいます。
そうならない為にも、日頃から子供とのコミュニケーションを取り、フォローする事が大切です。
まとめ
私の娘も0点を一度取った事があります。
算数だったかな?
娘の担任の先生は、一度目は赤で、二度目は青で丸付けをしてくれます。
一度目は、本当の〇
二度目は、直しの〇
そして、家に持ち帰ってくる時は必ず100点で返ってきます。
間違っていた問題を正しく理解するまで教えてくれるそうです。
もちろん、その先生や学校の方針もあるので、ここまでしない方が多いと思います。
その場合、自宅で子供と間違った問題を一緒に解いてみて下さい。
きっと、子供が何を理解していないのか、が見えてくるはずです!
お子さんと一緒にお子さんに合った勉強方法を見つけてみて下さいね。
やまえみでした。